第11回  99ライブ in 時代舘 2005/12/16
 Xmas スペシャル









































時代館 (太子ホール) 番頭さまのライブレポート

 16日(金)、99ライブの一大イベント「クリスマススペシャル」が開催、何がスペシャルかというと、「料理+お菓子バイキング、9組もの出演者、出演ミュージシャンのプレゼントコーナー」があり、またそれぞれミュージシャンも1組20分という短い持ち時間のなかでクリスマススペシャルらしい演出をみせてくれる。なお、出演順はトップとトリをのぞいてアミダで決めた模様である。
 トップバッターは、主宰者彩紋、通常この時間はまたお客さんはまばらだが、この日はスタートから大勢のお客様が。そのなかで、彩紋はつかみに伝家の宝刀「ガッチャマン」でスタート!観衆のドギモを抜く。あとは、アカペラを2曲。
 2番手は泪(RUI)。照明にテキパキ指示して、ステージに向かう姿はさすがに泪だ。彼のミュージシャンとしての音楽に取り組む姿勢は、ミュージシャンにとって参考になるだろう。今日は小野田さとるやPMCのカバーを三曲。オリジナルと全く違ったアレンジで聴かせてくれた。
 3番手はとく。99になくてはならない存在。MCもほぼ一手にお願いしている。とてもチャーミングな大人のミュージシャンだ。この日の昼もミニコンサートを開き、オバサマを魅了してきたらしい。来年1月の9「99ライブとくトリビュート」で、他のミュージシャンによっても演奏されるであろうナンバーを演奏する。
 4番手、ひがしのもり。Vo.Tukiがダウンし急遽、PMCチーコとなおっちで出演。Key.をチーコが担当し、一曲目はなおっちフルートとのアンサンブル。二曲目は、なおっちがフルートをギターに持ち替えVo.を初披露でスピッツのカバー。この日早くから入って練習していたのが本番で実った。
 5番手はPMC。この日はVo.ライスに代わりKey.にSHOGOが加わってVo.G.ミサイルとの2人で胸に電飾を付け華々しく登場。この日のPMCはミサイルのVo.がいままでになく安定して聴きやすく感じた。パワー直球勝負のVo.を抑え気味にすることで演奏とのバランスが良くなった。この調子で精進してほしい。
 6番手は発子。99に初登場したときは中学生だったが、今は本人曰く「大人をなめきった」高校2年生であるが、言動とはうらはらに、様々なステージに上がりオーディション等を通じてなど実績を残すようになって、演奏は言うに及ばず人間的にもとても成長しているのを感じる。この日はガットギターで、クリスマスソングを織り交ぜながら、独自の妖しい世界(この曲調が大人をなめきっているという所以か)に聴衆を引きずり込むのである。
 7番手ナナホシ。クリスマスソングやオリジナルを織り交ぜたメドレーがとても楽しかった。唄は言うに及ばず、彼らのMC力がかなり上がった。ライブは唄とMC両方の力が必要、彼らのMCは、仲間受けから一般受けに成長したと思う(つまり、base吉本からなんばグランド花月にグレードアップ、余計に判りにくいか?)。
 8番手輩(ともがら)。オリジナルをとても大切に育て、丁寧に歌って好感が持てるユニットだ。雄一のMCも以前は「喉の調子が、、」とかネガティブなものが目立ったが、今はMC,楽曲ともすんなり耳に入る。雄一のギターストロークも安定して来た。これも場数を踏んで成長した証だろう。自ら主催ののイベントも積極的に開催している輩、来年の彼らも目が離せない。
 9番手はトリの小野田さとる。音楽に向かう姿勢がとても真摯で、これまたみんなの手本となるだろう。「アニバーサリーの夜」「エトセイム」など彼の楽曲に込められた相手(奥さんであったり、友達であったり)への思いやりがとても感じられ、人間小野田さとるを語っているのである。出番は遅かったがお客さんは最後まで聴き入っていた。
 最後は、ミュージシャンからお客さんへのプレゼントコーナー。小野田さん司会のもと出演者がそれぞれ趣向をこらしてプレゼント。「みんな頭悩ましてくれたんやろな〜」と思い実にハートウォーミングな瞬間でもあった。
 次回は、前述したとおり「とくトリビュート」。今からアレンジを考えている出演者もいるようで、同じ唄でも演奏するミュージシャンによってこんなに変わるのか、という点も楽しんでもらえると思う。出演者にもプレッシャーになったかな?(笑)
 ぜひ、お楽しみに!

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